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【新中1向け】定期テストに向けての勉強方法


この記事は、生まれて初めて定期テストというものを受ける新中1の生徒に向けて書いています。


中2、中3の生徒にとっては既に当たり前の内容だとは思いますが、万が一、下に書かれている項目の中で実践できていないことがあれば、是非参考にしてみてください。


 

① 試験勉強はいつから始めればいいの?


☞ 試験2週間前、より正確に言うと14日前です。公立中学校(多くの私立中も)の場合、試験は9科目あります。一日一教科やっても9日かかるわけですから1週間前から準備をしていたのでは間に合いません。


☞ たとえば定期テストの初日が7月15日なのであれば、7月1日にはマインドセット・学習時間・生活リズムすべてに亘り、プチ受験生になったつもりで試験モードに切り替えてください。


☞ 試験モードに入ってから試験が終わるまでは、部活やその他の用事(通院など止むを得ない事情を除く)を差し置いて、勉強の優先順位が最上位に位置づけられるものと理解してください。この優先順位の転換がスムーズに出来ない人は、高確率で受験本番でも失敗します。


1週間前ではなく、2週間前から準備を開始してください。大事なことなので2回言いました(みのもんた)



➁ 試験勉強とは?


☞ 当たり前ですが、試験で良い点(通常95点~満点を指します)を取る為に必要十分な質と量を伴う勉強のことを言います。


☞ 試験前に学校から出された提出課題をこなすことは、ただの作業・写経であり、試験勉強には含まれませんので、注意すること。ただし、提出課題を利用して知識などをインプットすることはできるので、上手く活用してください。



③ 定期テストはどこから出題されるの?


☞ 一般的な公立中学校では、試験範囲は1週間前に発表されることが多いですが、試験勉強の開始にあたり、試験範囲表の公布を待つ必要は全くありません。稀な例外を除き、前回の定期テストの後に学校で受けた授業内容がそのまま試験範囲になります


☞ ただし、念のため試験範囲表が配られた後に、自分が認識していた範囲と齟齬※がないかだけ、確認してください。

※齟齬:食い違い、ズレ

④ 具体的に何をすればいいの?


☞ 主要5教科の勉強については、できる限り塾でサポートします。原則として2週間前からは土日も含めて毎日来るようにしてください。自分で学習計画が立てられない人は、一緒に計画を立てるお手伝いも致しますので、先生に言ってください。


☞ 副教科については、基本的には各自で進めてください。質問があればして頂いても構いませんが、先生の知識の範囲外(特に家庭科や美術など)のことも沢山ありますので、その点はご容赦ください。公立高校を受験する場合、副教科の点数も内申点に含まれますので、これらの教科を過度に軽視しないこと。




⑤ 塾ではどんな対策をするの?


英語・数学・国語 : 試験2週間前からは、普段塾の授業で使っている英語と数学のワークは一旦中断して、試験対策のプリントをやって頂きます。塾に来たら、先生に言ってプリントをコピーして貰ってください。試験範囲を確認する必要がありますので、教科書は持ってきてください。


理科・社会 : まずは試験範囲に対応する範囲の教科書や資料集をしっかりと読み込んだ後に、塾のワーク(中学必修テキスト・錬成テキスト等)及び単元サポートテストを完成させてください。それが終わった人には順次対策プリントをお渡し致しますので、それを使って知識が定着しているかの確認を行ってください。


☞ 試験期間中の丸付け、間違い直しは原則自分でやって頂きますが、答えを見ても理解できない箇所や、根本的な理解が不足していると自分で感じる箇所については、必ず先生に質問してください。絶対にうやむやにしないこと。分からない箇所を分からないまま放っておくと後で点数になって自分に返ってきますので、一つもいいことはありません。

⑥ その他

☞ 試験前日は夜更かしをせず、早めに就寝すること。試験前日に一夜漬けをしないといけなくなっている時点であなたはもう負けです。潔く諦めて、せめて体調だけは万全にして試験に臨んでください。

☞ 試験が返却された後は、速やかに全教科の点数を先生に報告すること。ぴったんこカンカンや、なんでも鑑定団のオープン・ザ・プライス方式的な点数報告は時間の無駄でしかないので、おやめください。「平均点よりは上でした」とか「〇〇くんだけには勝ちました」みたいな前置きもいりません。


☞ そもそも試験を受ける前から皆さんの点数は先生には大体見当がついているので、先生はショックを受けたりしません。安心してズバリ点数そのものだけ簡潔に報告してください。



 



 たかが中学校の定期テストでそこまで・・・と思われるかも知れません。しかしながら、中学生のうちから試験前にしっかりと学習計画を立てて勉強する癖をつけておくことで、いざ高校生になり、膨大な範囲の試験範囲と対峙した際、慌てずに準備を進めることができるようになるのです。


 塾生の皆さんは既によくご存じの通り、試験前になると、高校生のお兄さん・お姉さん達が、平日の早い時間から続々と塾へ勉強しに来ています。中には、小中学生の授業時間中であってもなりふり構わず先生に質問しにやってくるやんちゃな高校生もいて、心底辟易されているかも知れません。


 しかしながら、彼らも生き残ろうと必死なのです。どうか試験前は大目に見てあげると共に、中学生の皆さんも、彼ら彼女らを将来のロールモデルとして、今からしっかりと頑張って頂きたいと願っています。




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