中間試験の時期がやってきました。
美木中学校では10月8日と9日、長江中学校と栗原中学校ではそれぞれ10月15日と18日に二学期の中間試験が実施されます。
最近では、試験週間になると、どの学年の生徒も自習室に足を運び、自主的に勉強する姿が見られます。
このような姿勢は、当塾が目指す最終的な目標である
「自分自身で物事を論理的に考える力を育てること」
に通じています。
しかし、特に中学に入ったばかりの生徒に「自分で考えろ」と急に言っても、難しいものです。
そのため、われわれ大人は少しずつ手を離し、子供たちが自立して考えられるような環境を作り、見守ることが求められます。
今回、初めて三原市にあるみかわ塾さんと共同で、定期テストの合同学習会を開催しました。
午前中は当塾の中学二年生を連れて私達がみかわ塾へ伺い、午後はみかわ塾の中学一年生が当塾に来ていただいて一緒に学ぶ、いわゆる「ホーム・アウェイ方式」を取り入れました。
【みかわ塾での学習の様子】
【ラボでの学習の様子】
告知当初は、他塾との交流イベントに対して難色を示したり、面倒くさがる生徒もいましたが、実際に始まると皆が楽しんで勉強に取り組んでいる様子が見受けられました。
他塾の生徒や先生との触れ合いは、生徒にとって大きな刺激となるだけでなく、学びに対する新しい視点を得る貴重な機会です。
特に、尾道市のような大都市圏にアクセスしにくい地域に住む生徒にとって、外部との交流は非常に価値があります。
地方では地域のつながりが強い反面、外部との接触が少なく、穏やかで協調的な性格が育まれますが、悪く言えば競争意識の欠如や視野の狭さが課題となることも少なくありません。
都市部では学習環境が豊富で、他の学校や塾との連携や競争が日常的に行われていますが、地方ではそのような機会が限られ、学習意欲や学力を向上させるための外部刺激が少ない傾向にあります。
この格差は、単に学習内容だけでなく、将来の視野の広がりや社会での競争力にも影響を与えます。
今回のイベントを通じて、当塾の生徒たちが自らが属する狭い世界から一歩踏み出し、より大きな視点を持つきっかけとなることを願っています。
今後もこのような勉強会や交流の場を定期的に開催し、子供たちが自ら考え、行動できる力を育てるサポートを続けていきたいと思います。
みかわ塾について
みかわ塾は三原市本郷町に位置する学習塾で、尾道グローカルと同様に、福山の私塾グループ「教育ネット21」のメンバーです。
小学生から浪人生まで、幅広い年齢層に対して集団指導と個別指導を提供しています。特に小中学生への指導に力を入れ、自主的に学び、考える力を養うことを重視し、生徒一人ひとりの目標やペースに合わせた指導を行っています。
塾長のみかわ先生は一見怖い風貌とは対照的に、親しみやすく、利他的・献身的な人物です。塾歴は20年以上の超ベテラン先生で、常に生徒や地域の教育のことを考え、独学と指導のバランスを大切にされています。
三原、本郷地区にお住まいの生徒様で通塾を考えられていらっしゃる方には、自信を持ってみかわ塾をおすすめします。
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