今年(2020年)の1月に、ターゲット1900の6訂版が発売されました。
ここで気になるのが、ひとつ前の版、5訂版との違いです。
特に、今まで5訂版で勉強して来た高2生・高3生は、6訂版を新たに買うべきかどうか悩むところだと思います。
この記事では、5訂版から6訂版に改訂されるにあたり、6訂版から姿を消した単語と、6訂版になって新たに追加された単語をリスト化して掲載してみました。
ちなみに、入れ替わった単語の総数は全部で287語です。
1900語中の287語ですので、全体の約15%強の単語が入れ替わった計算になります。
何はともあれ、まずは消えた単語と新しく追加された単語の一覧を見ていきましょう!
5訂版 ⇒ 6訂版
姿を消した単語一覧
(単語番号は5訂版のものです)
5訂版 ⇒ 6訂版
新たに追加された単語一覧
(単語番号は6訂版のものです)
以上、消えた単語&新しく追加された単語一覧でした。
いかがでしたでしょうか?
6訂版で新しく追加された単語の中に、パッと意味が出てこないものがかなりの数入っているようであれば、ご購入を検討されてもいいかも知れません。
次に気になるのは、どのレベルの単語がより多く入れ替わっているか?ということでしょう。
この疑問を明らかにするべく、5訂版に掲載されていた単語の中で、6訂版から姿を消した単語番号の分布をヒストグラムにしてみました。
5訂版 ⇒ 6訂版
消えた単語の分布
横軸:単語番号の範囲
縦軸: 消えた単語数
グラフの横軸は5訂版における単語番号1~1900を100個単位で19分割したもの、縦軸はそのうち6訂版では姿を消した単語の数になります。
たとえば、グラフの左から2番目の棒は5訂版の単語番号101~200に載っていた100単語のうち、14個が6訂版から姿を消したということです。
明らかに後半、特に1501~1900の入れ替え率が高いことが分かります。
特に、1801~1900の100個については、実に半分以上の52単語が6訂版からは削除されています。
また1501~1900ほどではありませんが、1~400の単語の入れ替え率も比較的高くなっています。provideやsocialなど、重要な単語が姿を消しましたが、これはターゲット1400との棲み分けを意識してのことかも知れません。
すなわち「より基本的な単語からやりたい人はターゲット1400を買ってね💛」というメッセージでしょうか?
以前ターゲット1900とターゲット1400の比較を行いましたが、どちらも今年になって改訂されましたので、また時期を見て最新版同士の比較もしてみたいと思います。
今回の分析はあくまで見出し語のみの比較ですので、派生語や類義語として掲載されているものは分析の対象からは外しています。
ちなみに、ターゲット1900の6訂版については、巻末に「英検準1級に出やすい単語200」と「TEAPに出やすい単語140」がそれぞれ追加されています。
5訂版から姿を消した単語のうち一部はこちらに掲載されていますので、余裕がある方は確認されておくことをお勧めします。
その他の変更点
全体的な構成や見た目には大きな変更はないように思います。
強いて言えば、見出し語の最初の意味(日本語で赤字で書かれているヤツ)でたまに「ん?」と思うようなものが5訂版ではありましたが、6訂版では少し改善されているように思いました。
あとこれは以前から思っていたのですが、自動詞なのか他動詞なのかは明記してくれると嬉しいですね。他動詞には「~を」がついているのでそこで判断することはできるといえばできますが・・・。
今回の記事は役に立ちましたでしょうか?
また折をみて「ターゲット1900」と「出る順パス単準一級」や、他の単語帳同士の比較もやっていきたいと思います。
大学入試共通テストまであと130日を切りました。
最後の追い込み、悔いのないように頑張ってください!
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